聖地エルサレム滞在記
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Maqhaa Al-'Arabi
アラブ世界にはエジプトでもイエメンでも、仕事が終わったら「マクハー」と呼ばれる素朴なカフェで友人たちと座って、紅茶を飲みながら、水タバコをふかしながら、またはチェスやトランプなどのゲームをしながら、友人たちと社交をはかる文化があります。
アラブ世界が好きな人なら、ほぼみんなそういう文化が結構好きなのですが、僕も例外ではありません。
ただ、ここエルサレムは都会です。しかもエルサレム市を牛耳っているイスラエル政府が、エルサレムのアラブ色をとことん薄めて同市のユダヤ化を必至で進めようと努力しているので、あまり街中に他のアラブ諸国で見かけるような素朴なマクハーが見当たりません。
それで、仕方なくホテルのレストランやこじゃれたクラブなどで水タバコを吸うのですが、これがなんともしっくり来ません。
美味しく水タバコを吸うためには、適度な大きさの炭を場所を考えて置いたり、頻繁に炭を換えたり、タバコの部分が焦げ付かないようにたまに風を入れたりするなどという手間が掛かります。
道端の素朴なマクハーではこの係りの人が必ず一人いて、常に店内をウロウロして客の吸っている水タバコの状態を見てくれているのです。
で、必要なときにはすばやく飛んできて炭を換えてくれたりという細かいサービスが受けられますが、ホテルではこのようなサービスが受けられません。ウエイターに係りの人を呼んでもらい、その人が来るまで5分10分待たされることもしばしばで、気持ち良く水タバコが出来ないのです。
そういう話を水タバコ好きなパレスチナ人の職場の同僚にしていると、良い所を知っているというので、連れて行ってくれと頼んでみました。
その名も「アラブ・カフェ」。
なんと!エルサレムにもこんなアラブを感じさせる場所がまだあったのですね~!
これだけの親父が集まるってことは、手際の良い水タバコのサービスが受けられる証明です。とりあえずアラブの親父は口うるさいですから・・・(笑)。
店内は少し煙たいのと、明るすぎるのと、今のエルサレムは夜外で過ごすのにとても良い季節なので、外の席に座りました。
エルサレムは標高が高いのと湿気もないので、真夏でも夜は18度ぐらいまで下がるので、外にいるととても気持ちが良いのです。
店の外は、適度に照明がおちていて良い感じです。
ちょっと小腹も空いていたので、ハムとチーズのパニーニのようなサンドイッチを食べ、フレッシュジュースを飲む。
「水タバコの味は?」と聞かれたので、
「イナブ(葡萄)!」と答えるも、イナブは無いとの事。
何があるのかと聞けば色々言っていたのだが、お勧めは「ファフファヒーナ」との事。
ファフファヒーナとは、「ミックス」とか「盛り合わせ」みたいなものを総称してそう呼ぶようです。
なので、それを頼みました。
親父が手馴れた手つきで水タバコを準備します。
僕の席の横に水タバコを持ってくるや否や、炭係りがすぐに寄って来て、適度な大きさに砕いた炭を真ん中ではなく端の方に置きます。この人は炭の置き方を分かっています。
炭の置き方を知らない人は、大きな炭をドンと真ん中に置いたりしますが、これはNGです。そうするとすぐにタバコが焦げ付いてしまうからです。
観光客しか行かないような水タバコを知らない係りのいる所ではこういう質の悪いサービスを受けたりもしますが、ここは違いました。
それだけで、もう気分は上々です。
水タバコをぷかぷかとふかしながら、友人と会話に花を咲かせます。
水タバコをするときには、少し喉がいがらっぽくなったりする事があるので、ミントティーが良いお供となります。
グラスの底に砂糖がたまっている感じも、またアラブっぽくて合格点です(笑)。
久々にエルサレムで「アラブ」を満喫した午後となりました。
アラブ世界が好きな人なら、ほぼみんなそういう文化が結構好きなのですが、僕も例外ではありません。
ただ、ここエルサレムは都会です。しかもエルサレム市を牛耳っているイスラエル政府が、エルサレムのアラブ色をとことん薄めて同市のユダヤ化を必至で進めようと努力しているので、あまり街中に他のアラブ諸国で見かけるような素朴なマクハーが見当たりません。
それで、仕方なくホテルのレストランやこじゃれたクラブなどで水タバコを吸うのですが、これがなんともしっくり来ません。
美味しく水タバコを吸うためには、適度な大きさの炭を場所を考えて置いたり、頻繁に炭を換えたり、タバコの部分が焦げ付かないようにたまに風を入れたりするなどという手間が掛かります。
道端の素朴なマクハーではこの係りの人が必ず一人いて、常に店内をウロウロして客の吸っている水タバコの状態を見てくれているのです。
で、必要なときにはすばやく飛んできて炭を換えてくれたりという細かいサービスが受けられますが、ホテルではこのようなサービスが受けられません。ウエイターに係りの人を呼んでもらい、その人が来るまで5分10分待たされることもしばしばで、気持ち良く水タバコが出来ないのです。
そういう話を水タバコ好きなパレスチナ人の職場の同僚にしていると、良い所を知っているというので、連れて行ってくれと頼んでみました。
その名も「アラブ・カフェ」。
なんと!エルサレムにもこんなアラブを感じさせる場所がまだあったのですね~!
これだけの親父が集まるってことは、手際の良い水タバコのサービスが受けられる証明です。とりあえずアラブの親父は口うるさいですから・・・(笑)。
店内は少し煙たいのと、明るすぎるのと、今のエルサレムは夜外で過ごすのにとても良い季節なので、外の席に座りました。
エルサレムは標高が高いのと湿気もないので、真夏でも夜は18度ぐらいまで下がるので、外にいるととても気持ちが良いのです。
店の外は、適度に照明がおちていて良い感じです。
ちょっと小腹も空いていたので、ハムとチーズのパニーニのようなサンドイッチを食べ、フレッシュジュースを飲む。
「水タバコの味は?」と聞かれたので、
「イナブ(葡萄)!」と答えるも、イナブは無いとの事。
何があるのかと聞けば色々言っていたのだが、お勧めは「ファフファヒーナ」との事。
ファフファヒーナとは、「ミックス」とか「盛り合わせ」みたいなものを総称してそう呼ぶようです。
なので、それを頼みました。
親父が手馴れた手つきで水タバコを準備します。
僕の席の横に水タバコを持ってくるや否や、炭係りがすぐに寄って来て、適度な大きさに砕いた炭を真ん中ではなく端の方に置きます。この人は炭の置き方を分かっています。
炭の置き方を知らない人は、大きな炭をドンと真ん中に置いたりしますが、これはNGです。そうするとすぐにタバコが焦げ付いてしまうからです。
観光客しか行かないような水タバコを知らない係りのいる所ではこういう質の悪いサービスを受けたりもしますが、ここは違いました。
それだけで、もう気分は上々です。
水タバコをぷかぷかとふかしながら、友人と会話に花を咲かせます。
水タバコをするときには、少し喉がいがらっぽくなったりする事があるので、ミントティーが良いお供となります。
グラスの底に砂糖がたまっている感じも、またアラブっぽくて合格点です(笑)。
久々にエルサレムで「アラブ」を満喫した午後となりました。
by yabani2
| 2009-07-25 16:26
| エルサレムの日常