聖地エルサレム滞在記


世界3大宗教の聖地があるエルサレムという町での生活を、思いつくままに日々綴っております。
by yabani2
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Sunbathing...

先日ヨルダンから友人が遊びに来たので、エルサレムの旧市街へ久々に行ってきました。

せっかくエルサレムに住んでいるのに旧市街に行かないなんてもったいない!と良く言われますが、住んでいるとなかなか行かないんですよね、これが。

たぶん、1ヶ月に1度も行かないんじゃないかと思います。

下の写真に写っているのは、右側がユダヤ教の聖地「嘆きの壁」、左上にあるのがイスラム教の聖地「岩のドーム」。

黄金に輝くドームがひときわ目立ちます。


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この日は土曜日だったので、ユダヤ教徒の休日「シャバット」の日。

シャバットの日は、この壁の近くでは観光客であっても写真を撮ることが禁止されています。

そのためか観光客も普段より少なく、いつもよりもひときわ静かで聖なる雰囲気が漂う日。

ちなみに、ユダヤ教徒はシャバット明け(土曜日の夕暮れ後)に嘆きの壁で祈るのが習慣となっているため、土曜日の昼間は家でじっとしているようです。


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僕の友人たちは初めてのエルサレム旧市街訪問だったので、壁の近くを離れると遠くから写真を撮っていました。

僕も久しぶりに旧市街へ行ったので、一緒になって遠目に写真を撮っていました。

・・・すると、この聖なる雰囲気を全くぶち壊してしまうものがフレームに入ってきます・・・。


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黄金のドームの手前(写真で言うと右下)にある建物の屋上で、水着1枚で日光浴にふける男性が約2名・・・。

おそらく欧米系の外国人ではないかと思われます。

確かにこの辺りには意外と外国人が住んでいて、僕の友人のイタリア人女性も、部屋の窓から嘆きの壁が見えるというアパートに一時住んでいたと言っていました。

でも、さすがにこれはどうかと・・・。

まあ、でも無宗教の僕からすると、これぐらいの態度の方が共感できるものがあったりします。

ユダヤ教徒やイスラム教徒も、宗教に対してこれぐらい寛容になれれば、この地域の紛争も少しは減るんじゃないかな、なんてしょーもないことを考えたりします。

聖なる雰囲気をこれでもかとぶち壊す、なんともほのぼのとした風景でした♪
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by yabani2 | 2009-06-16 05:04 | エルサレムの日常

Qalandia

先日、近くのホテルであったドキュメンタリー映画の上映会に行ってきました。

そのドキュメンタリー映画のタイトルは「Qalandia(カランディア)」

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カランディアとは、カランディアにあるチェックポイントのことを示しているのであるが、もともと繋がっているエルサレムの町とパレスチナ自治区西岸地区を切り離す目的で作られた、イスラエル軍のチェックポイントのことである。

簡単に言うと、エルサレム市内からここを超えると向こう側はパレスチナ自治区西岸地区、ここの手前はエルサレム市と区分されており、西岸に住むパレスチナ人はイスラエル軍の発行する許可証を持っていないとエルサレム市に入ることは許されていない。

このチェックポイント、現在は大きな施設が出来ており、パレスチナ人は一人一人イスラエル軍によるチェックを受けないと通れないようになっているのであるが、2000年頃まではここにはこんなチェックポイントは無かったのである。

このドキュメンタリーは、このチェックポイントが出来始めた2001年頃から現在までのビデオ映像が編集されたものであり、とても興味深いものであった。

エルサレムとパレスチナ自治区西岸地区を分断したいイスラエル側の目的は、
東エルサレムも含めたエルサレム全体をイスラエルに併合すること、そして、
エルサレムをイスラエルの首都であると世界的に認めてもらうことである。
そのために、現在も東エルサレムに住むパレスチナ人をエルサレムから追い出し、エルサレムがユダヤ人(イスラエル人)の町であると言う既成事実を作り出してしまおうとしているのである。

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ちなみに全てのパレスチナ人は、イスラエルの発行する3種類のIDのいづれかを持っている。3種類のIDとは、

1.エルサレム在住者ID

2.西岸在住者ID

3.ガザ在住者ID

である。基本的に各ID所持者は、自分の住んでいる地域を出て他の地域に行くことは出来ないことになっており、そのためにはイスラエルから許可証をもらわないといけないことになっているが、西岸在住者ID所持者が、エルサレムを訪れるための許可証を取るのは相当難しい。ガザは位置的にも離れているし、現在イスラエル軍による封鎖の中にあるので、どこにも出ることは出来ない。

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ドキュメンタリー映画の話に戻るが、この映画はパレスチナ人でも外国人でもなく、なんと平和主義者のイスラエル人女性によって撮影されたものである。

イスラエルといえばネタニヤフ首相やイスラエル軍を始めとするタカ派のイメージが強いが、もちろん平和主義者やパレスチナ国家の創設及びイスラエルとの共存を願っている人たちもいる。

この女性の所属する団体「MachsomWatch(マハソムウォッチ)」はイスラエル人の女性団体で、イスラエルがパレスチナ自治区西岸地区内に何百と作ったチェックポイントで行われているイスラエル軍によるパレスチナ人への差別的対応、弾圧、拷問や不当拘束などの問題を見張る目的で、毎日各チェックポイントで何が行われているかをビデオにおさめているのである。

この団体のウェブサイトから、様々なチェックポイントで撮られた貴重なビデオが見られるので、是非下のリンクをクリックしてチェックしてみてください。

MachsomWatch

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by yabani2 | 2009-06-07 22:04 | エルサレムの日常